
この記事はリモートではない会社から、10年間フルリモートワークをしている会社に転職した20代エンジニアのリモートワークにまつわる体験談と
その転職先である株式会社Fixelがフルリモートを実現するためにどのようなツールや文化を導入しているかについての記事です。
以下のようなことがわかります。
- リモートワークではない会社からフルリモートの会社に転職するとどのような良いこと/悪いことがあるのか
- リモートワークに慣れるために行った工夫とその効果
- 3ヶ月働いてみて思ったリモートワークに必要なスキル
- Fixelがリモートワークを円滑に行う為にどのような文化づくりおよびツールの導入が行われているか
目次
自己紹介
体験談に入る前にまずは軽い自己紹介をさせてください!

僕はこんな人間です!
- 大卒社会人3年目
- 職種はフロントエンドエンジニア
- 前職はリモートワークではないITベンチャー
- 今年(2020年)の3月からFixelに入社
- 通勤が苦手なのでリモートワークに興味があった
- 性格はめんどくさがり
フルリモートとは?
フルリモートとは何か?について軽く説明します。
リモートワークを導入している企業でも、週もしくは月に何回かオフィスに出社することが義務付けられているのが一般的です。
それに対し、フルリモートは出社を一切せず、全ての業務をリモートワークで行います。
リモートワークを実際に体験した自分の体験談・感想

体験談を交えながら僕が感じたリモートワークのメリット・デメリットについて説明します。
リモートワークのメリット
集中しているときに邪魔されることがない。
リモートではない前職では集中してきたときに限って、退社時間になってしまったり、同僚に話しかけられたりして、モヤモヤすることが多々ありました。リモートワークにおいてはそのようなことが起きません。特に自分は集中しだすまでに時間がかかる方なのでFixelに転職してから集中している時の作業効率が断然よくなりました。特にエンジニアは集中している時に邪魔されたくないという人は多いはず…
通勤しなくて良い…!
通勤ってめちゃくちゃめんどくさいですよね…眠いのに会社に行く準備をして、満員電車に乗って、仕事が終わってやっと帰れると思ったら退勤ラッシュでさらに疲れて…
リモートワークなら当然通勤をしなくて良いのでこれだけでも最高です。家最高。
また、リモートワークになれば毎日通勤にかかっていた時間を自由に使えるのも大きなメリットです。遊んでよし勉強してよし。1日1時間通勤に使っていたとしたら、1ヶ月で約20時間。1年で約245時間も自由に使える時間が増えることになります!
節約できる。
出勤するとお金の無駄遣いが増えます。(個人差あり)飲食代とかコンビニで甘いもの買っちゃったり、自販機でコーヒーやエナドリ買っちゃったりして余計な出費がかさみます。そのためリモートワークを始めたら出費が減り、使えるお金が増えます。地味にありがたい
リモートワークのデメリット
家で集中しやすい環境を作るのが難しい
リモートワークを始めてから、会社は働く上でかなり良い環境を揃えてくれていたのだなという実感が強くなりました。高速なWifi、長時間座っても疲れにくい椅子…etc
家にまともな作業環境がなかったので最初に一番つまづいたのが家の中に仕事をする場所を作ることでした。
なので、机と椅子を購入。光回線を申し込みました。
ただ、光回線は今申し込みがかなり混み合っていて未だ開通せず…。机と椅子に関してはいまいち椅子が自分に合わず集中できなかったので仕事場としては使っていません。椅子は良いものを買いましょう…あと別に机と椅子がなくても慣れると集中できるようになったので人によってはマストではないかもしれません。
家で働いているとイマイチ働いている実感がわかない。
出社していれば、仮にあまり仕事が進まなくても、今日は調子が悪かったとかここの工数の見積もりが良くなかったななど原因を考えやすいです。
家で作業していて仕事の進みが悪いと、自分がちゃんと働けていないのでは?がどうしても考えの最初にきてしまいます。精神衛生上とても良くない上に他の原因を見落とすことになるので悪いことづくめ…
改善策:一時間のタイマーをセットしてその間は仕事、タイマーが終わったら休憩。休憩が終わったらまたタイマーをセットして…を繰り返す。(なおトイレや仕事を中断するやむを得ない事情があるときはタイマーを止める。)というルールを作って仕事をするようにしてみました。
結果:仕事をしている時間が明確に記録されるので自分の作業時間が明確になり変なストレスがかからなくなりました。またタイマーが動いてるときは仕事をするという習慣が身につき、仕事の集中しやすさも向上しました。
コミュニケーションがとりにくい
入社直後はやはり人との距離をかなり感じていました。
これに関しては疑問に思ったことはすぐににチャットで質問して良い、オンラインMTGして良いという会社の文化を理解してからはそこまで不安に思わなくなりました。
雑談ができない
お昼休みとかにしていた同僚との何気ない会話って意外と大事だったんだなとリモートワークになった今痛感しています。リラックスした状態で仕事の話をするとストレス解消、不安の軽減、良いアイディアの発見など様々なメリットがあります。お互いの状況も共有できるためより仕事上のコミュニケーションの向上につながります。
これに関しては後述の社内のオンライン飲み会などで解消できています。
リモートワークには求められるスキルとリモートワークの体験談の総括

必要となるスキル
家をオフィスとして仕事ができる人、そのための仕組みや環境作りができる人
今までオフィスで仕事をしていた場合、仕事をしていく上でオフィスがないというのは集中しやすさの観点からみてかなりマイナスです。そのために環境づくりや仕組みづくりを行えることがかなり大事になってきます。
会社で行なっていたコミュニケーションの代替策を作り出せる人
業務的なコミュニケーションはもちろん、雑談レベルのコミュニケーションをとるのも難しくなります。業務は会社側での仕組みやツールで改善されることもありますが、雑談まではカバーされないことが多いはずです。オンライン飲み会を行ってみたり、オンライン雑談部屋を作ってみる、仕事のことを話しやすい相手を見つけるなど工夫が必要になります。
まとめ
時間と金銭的な面でのメリットはかなり大きいです。
一方で、仕事をする上でのオフィスという場所がなくなることは、環境的な面・コミュニケーション的な面からかなりのダメージを受けます。
ではFixelではリモートワークを円滑に進めるためにどのような文化があって、ツールがあるのかについてお話します。
Fixelでのリモートワークの取り組みについて
リモートワークを支えるツール

まずはリモートワークを支えるツールについてです。様々なツールが導入されていますが、その中でも主要ツールについて説明します。
タスク管理
コミュニケーションがとりにくいリモートワークでは、タスク管理やその把握が難しくなります。
例えば、「あの仕事どうなってる?」みたいな会話ができなかったり、「〜〜という事情で少し遅れます。」といった会話がすぐにはできません。
メールやチャットでやれなくもないのですが、そうするとこんどは管理が大変です。リモートワークで誰が何をやっているのかを把握するのは想像以上に大変です。
Wrike
https://www.wrike.com/ja/apps/mobile-and-desktop/desktop-app/
多機能なため、詳細な説明を割愛しますが、タスクを管理するためのツールです。
僕が気に入っている点としては、タスクの中でタイマーで実働時間を記録できる点。自分のタスク、他の人のタスクが一覧でみることができる点。期日が近い、すぎているものへのアラート機能。などがあります。Fixelではタスクに関するコミュニケーションに関してはwrike内のタスクに紐づくコメントにて行われます。そのためタスクに必要な情報がwrike上のタスクに集約されるためいちいちチャットアプリやメールを遡る必要がなくストレスフリーです。あとUIが使いやすい。
コミュニケーション
リモートワークで一番難しい円滑なコミュニケーション。
それを実現するためにFixelで導入されているツールについてです。
Slack
一言でまとめると部屋を簡単につくれるチャットアプリです。Fixelでは、簡単な業務連絡や、気になった記事の共有、雑談などを行うのに使われています。
Zoom
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
オンラインMTGを行うためのツールです。定例MTGはもちろん勉強会や、軽い相談、オンライン飲み会をする際に使われます。
Miro
簡単に説明するとオンラインで使えるホワイトボードです。オンラインでディスカッションやブレストをする際にZoomと合わせて使用します。
ドキュメント管理
リモートワークに限ったことではありませんが、ドキュメントの管理は結構面倒です。前職ではGoogleドキュメントやslackでドキュメントが共有されていたのですが、どちらも一覧性にかけたりそもそも書きにくかったり管理が面倒だったり…とにかくドキュメント管理についてはあまり良いイメージがありません…
Notion
Notionはドキュメントベースの情報共有ツールです。 ・ワンクリックですぐにドキュメント作成が始められる。 ・URLでの共有が可能。
・ドキュメント配下に簡単に子ドキュメントを作ることができる。 ・それらのドキュメント群を一覧でみることができる。 ・検索機能
・最近開いたドキュメントがすぐに見れる。
・マークダウンが簡単にかける。 などなど作成がしやすいのはもちろん、見返す際にも使いやすいという最強ツールです。
個人的に良いなと思っている機能はお気に入り機能があることです。よくみる、よく編集するドキュメントを探す手間が省けてとても幸せです。
リモートワークを支えるFixelの文化

slackとオンラインMTGでの積極的なコミュニケーション
リモートワークを支える様々なツールがあってもそれを使いにくいような雰囲気があっては意味がありません。
Fixelではなにかあったらすぐに連絡する雰囲気づくりがされており、リモートの距離感をあまり感じさせません。
僕の場合、連絡を積極的にとることに遠慮があったのですが、周りからたくさん連絡がくるので、連絡することのハードルがかなり低く、すぐに自分から連絡をとることができるようになりました。
オンライン飲み会やってます
前述の仕事外での雑談などのコミュニケーションを担保するために定期的に有志で飲み会が開催されています!仕事外の人となりが知れることで普段の仕事でのコミュニケーションがさらに円滑になります。
さいごに
リモートで働くことはかなり大変です。
オフィスでしか働いたことのない自分にとって、リモートで自由に働くということは、かなりチャレンジングなことでした。いまだにオフィスが恋しくなることもあります。
しかし、短い三ヶ月という間でかなりの発見や成長がありました。特に自ら主体的に動いていくという点においてかなりの学びがありました。あと通勤しなくて良いので最高です。慣れてしまいさえすれば良いことしかありません。
また、この記事で書いたようにFixelではリモートで自由に働きやすくするための様々な取り組みがされています。
そして、Fixelでは一緒に働く仲間を募集しています!もしこの記事を読んで一緒に働いてみたい、話を聞いてみたいと思った人は以下のリンクから応募をしてください!
いきなり応募はハードル高いけどちょっと個人的に話聞いてみたいなという人は
にメールにてご連絡ください!
リモートワーク最高〜〜〜!