新ソフトウェア開発にUX/UIを取り入れ、顧客の作業工数を削減 『AI×UX/UI』を駆使した新ソフトウェア

Client Profile

株式会社東陽テクニカ

株式会社東陽テクニカ様は、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、情報通信、自動車、環境エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋調査、ソフトウェア開発など多岐にわたる分野で技術革新に貢献しています。
弊社は、同社のAIを駆使した新ソフトウェアの開発プロジェクトで、UXデザインのご支援をさせていただきました。プロジェクトの成果や支援の率直な感想を、東陽テクニカの東様、北川様、李様に伺いました。

東陽テクニカ ワン・テクノロジーズ・カンパニー インキュベーションユニット プロジェクトマネージャー 東 直樹 氏(写真左)、同 主任 李 从兵 氏(写真中央)、同 アーキテクト/AIエンジニア 北川 和 氏(写真右)

プロジェクトの課題

  • 属人的なノウハウに依存せず、ユーザーが目的の作業を行えるソフトウェアを開発したい
  • AIのポテンシャルを最大限に引き出したソフトウェアを開発したい
  • 複雑になりがちな計測ソフトウェアにこそ、UXデザインの考え方が必要である
  • ユーザー視点でわかりやすく使いやすいUIデザインにしたい

プロジェクトの成果

  • ユーザーの経験や技量に依存し手作業で行っていた測定を改善、作業回数の削減に成功
  • ユーザーが直感的で使いやすいソフトウェアになった
  • UX分析により、プロジェクト当初では考えつかなかった「新しい業務の流れ」を発見!

民生機器メーカーのボトルネック解決のため、AIを用いた新ソフトウェア開発に着手

新ソフトウェア開発プロジェクトの概要を教えてください。
クライアントの⺠生機器メーカーが抱える課題を解決するために、新ソフトウェアの開発に着手しました。AIを用いたEMC対策ナレッジのエキスパートシステムです。
一般の方には少し難しい話かもしれませんが、民生機器メーカーでは、製品開発の際に外部からのノイズを防ぐ「電波暗室」と呼ばれる部屋でEMCの計測を行います。
電波暗室の稼働率が高いことが、製品開発におけるボトルネックの一つになっていたのです。
そこで、AIを用いて電磁ノイズ対策業務の支援を行うことで、電波暗室の稼働率に余裕を生み出し、ノイズ対策ノウハウの共有・承継にも貢献できるようにしたいと考えました。
東氏
東氏

※EMC対策:電気・電子機器を正常に動作させるためのEMI対策と、イミュニティ対策を実施し、機器がノイズに強い環境を保つこと
※EMI(Electro Magnetic Interference):電磁妨害(電磁干渉、電磁障害)
※イミュニティ:EMS(Electro Magnetic Susceptibility)、電磁感受性

コンセプトや使いやすさを追及するため、業務システムのデザインに特化したFixelに依頼

UX/UIについて、どのような課題をお持ちでしたか。
新しいプロダクトを開発するにあたり、お客様が理解しやすいものであることは重要でした。先ほど申し上げましたが、「EMC測定にAIを活用したプロダクト」と聞いても、何をするのかわからない方が多いですよね。
コンセプトの伝え方や操作性にこだわり、使いやすさを追及しないと、お客様には受け入れていただけないのではないかと感じました。
とはいえ、これまでUX/UIを中心としたプロダクト開発に取り組んだ実績はなく、社内にも知見はありませんでした。個人としても、10年ほど前からUX/UIについては勉強していたのですが、なかなか実践するのは難しくて……。
そこで、新しいプロジェクトでは、社内でも先陣を切ってUX/UIを活用したソフトウェアにしたいと思い、プロに相談をしようと考えました。
東氏
東氏
Fixelに依頼した経緯を教えてください。
タイミング良くFixelのウェビナーを見つけ、参加したのがきっかけです。UX/UIの会社はいろいろありますが、業務システムのデザインについて深く理解している会社は多くありません。
ウェビナーの内容や紹介していた事例が、我々が求めていた「業務システム」に特化した内容だったので、Fixelなら自分たちの思い描くものを一緒にカタチにできそうだと感じました。
東氏
東氏

カスタマージャーニーマップ作成で、お客様にとって本当に必要な機能を発見

Fixelとのプロジェクトの内容と、一緒に取り組んだ率直な感想を教えてください。
私から概要を申し上げますと、まずUXデザインの手法を用いて、カスタマージャーニーマップを作成しました。そのうえで、ユーザー視点で新ソフトウェアをどのように活用するかを検討し、得られた情報をUIに落とし込んでいきました。
みなさんと一緒にディスカッションを重ね、当初想定していなかったようなアイデアもたくさん出ましたね。
Fixel 清水
Fixel 清水

▲カスタマージャーニーマップ作成の様子

そうですね。Fixelメンバーと、現状のプロダクトや今後のUX/UIについて話し合い、付箋を貼りながらメンバー全員の頭の中を整理していきました。
例えば、当初はAIが過去のデータを提案する機能を想定していたのですが、実際のお客様の業務は「測定→分析→対処」といった流れで行われていることがわかりました。そこで、お客様の作業の流れに沿った機能が必要だと気づけたのです。
UX分析をしっかり行ったからこそ、お客様にとって本当に役立つものが生まれたと感じています。自分ではわかっていたつもりの部分や他の人との認識合わせなど、あらためて個々の頭の中を可視化できたので、とても良かったです。
北川氏
北川氏
私も、カスタマージャーニーマップを作ったことで、ユーザー視点で業務を理解できました。実際にユーザーの1日は「どんな作業をしているのか」「どんなソフトを使用しているのか」など、これまでは細かいところまで整理できていなかったので、勉強になりました。
UIを作り込む過程やUIコンポーネントの揃え方も、Fixelのやり方から学ぶことは多かったです。
UX/UIを考えてデザインの定義を揃えると、新しい機能拡張なども、関連性のある使いやすいものになっていくことを実感できました。
東氏
東氏
私はデザイナーの清水さんと、データ構造やデータベースの話もできたのはとても心強かったです。
AIを主体に考えるのではなく、AIでお客様にどんなことがサポートできるのか。あくまでもお客様主体で考えるなど、自分たちの思いつかなかった発想やアイデアをたくさんいただきました。
北川氏
北川氏
弊社の支援は、仕上げたUIデザインをただ提出するのではなく、お客様に伴走しながら一緒に完成形を作り上げていくものです。みなさんが協力してくださり、スピーディに判断・決定してくださったので、より多く、かつ深いデザイン検討ができました。
Fixel 清水
Fixel 清水
エンジニアだけでは、なかなかできないことだったと思います。業務システム専門で、UX/UIのプロだからこそ、私たちが求める直感的な使用感などを深く理解し、その都度反映してくださったと思います。
清水さんとはSlackで日常的に会話をし、細かく見ていただいていると感じました。何かあればすぐに質問できるし、話を聞いてもらえるという安心感もある。パートナーとして、良い関係で仕事ができました。
東氏
東氏

「UX/UIでプロダクトの価値を向上」顧客の作業時間の削減を実現

▲完成後の画面一例

製品リリース後の成果は実感されていますか?
AIでサポートを行うという機能を導入し、過去の資料を探す部分や、個人の経験や技量に依存していたアナログ部分の効率化ができました。
また、使いやすい画面設計で正確性も向上したので、お客様の作業回数を削減できました。作業者の負担も、作業時間も大幅に改善できたことは大きな成果だと感じています。
AIはアウトプットを最大限に引き出せないと能力が半減してしまうので、UX/UIの考慮は必須です。これからも本プロジェクトで得た知見を活用していきたいです。
また組織としても、UX/UIに取り組み、プロダクトが良くなっていく過程を学べたことは大きな意味があります。これからもっと良いものづくりができる組織になれるんじゃないかと、手応えを感じました。
実はプロダクトが完成したとき、社内の他部署からも「かっこいいね」と、反響がありました。そういうのは、やっぱり嬉しいですよね。Fixelから学んだことやUX/UIの考え方を、社内でも横展開していき、ユーザーに大きな価値を提供できるソフトウェアを作っていきたいです。
北川氏
北川氏
今後Fixelに期待することはありますか?
Fixelは、新しい機能を開発するときに、今まで考えつかなかったようなアイデアをくださいます。今後もUXデザインを活用していきたいですし、継続的にお仕事ができたらと思います。
東氏
東氏
我々のチームは、新しいプロダクトを積極的に作っていくことがミッションです。次の新しいプロダクトでも、ぜひFixelと一緒に取り組みたいですし、次回はもっと早い段階で相談し、一緒に仕事をしたいと思っています。
北川氏
北川氏

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